ごあいさつ

COVID-19(コロナ感染症2019)も2023年5月には感染症5類相当に移行するということで、ほぼ正常化しつつあるという状況です。会員の皆さんにはご健勝にご活躍ことと思います。

この度、2023年度の学術集会の会長を拝命し、光栄であるとともに緊張感を感じつつ、鋭意準備を進めております。

2022年4月からは、本ネットワークが目的としていた脆弱性骨折の迅速な治療とリハビリテーションということで、医学の重要なエンドポイントである患者の社会復帰に向けての多職種連携に診療報酬が付与されるという朗報(多分に本ネットワークの活動が評価されてのことと思います)がなされ、ますますこのネットワークが活性化されるものと期待しております。

このような状況の中、FFNJも一般財団法人化するという方向性も示されており、この点は本学術集会でも澤口理事長からご説明があるものと思います。

さて、本学術集会は、東京の伊藤国際学術研究センター(東大赤門横)伊藤謝恩ホールにて3月1日(金)、2日(土)の二日間で開催する予定です。また、状況が許せば、翌3月3日(日)にはFLSコーディネータ研修会も設けたいと考えております。

2023年度の学術集会のメインテーマは「健康寿命延伸を目指して多職種連携で脆弱性骨折予防」といたしました。FFNJの中心的メンバーは。骨折治療に当たられる整形外科医、そして、リハビリテーションの医師や看護師、OT,PTの方たちであることは当然のことと思いますが、二次予防を盤石にするには、内科医、特に高齢者を対象とされている先生方の意識を高め連携する必要があると痛感しております。その意味で、内科医である私としては、内科医への周知徹底という意味で、責任重大であると認識しております。

本学術集会にも多くの職種の方たちにお集まりいただき、ネットワークを堅固なものとし、データの集積をすることにより、さらに診療報酬の位置づけに大きく寄与するものと期待しております。今回もネットワークで得られるデータについてはご発表いただこうと考えております。是非とも、会員の皆様にはネットワーク事業に参加しデータを登録いただき、それが反映されるような集会になることを期待しております。

奮ってご参加いただきたくよろしくお願い申し上げます。

2023年4月

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